大阪ライブシアター

パレットでタップ踏んでみたい

 というわけで、今回は、「パレットでつくるタップボード」というお話をしていきたいと思います。
 タップダンスは、タップシューズについた金具、これをタップスとかタップチップとか言いますけど、これが鳴ってるとみなさん思われてると思います。
 でも、実はタップシューズと床である木とかが当たってなる仕組みで音が鳴ります

 今日は、少し視点を変えてタップボードに着目してみたいと思います。

 僕は、人とテクノロジーをタップダンスでデザインする地方公務員としてタップダンスのお話や、コミュニケーション、キャリアコンサルタントなど、ぼくの身の回りに起こるいろんなお話を発信しています。
 今回ご紹介する動画以外にも有益な情報がいっぱいあるので、ぜひチャンネル登録をしておいてください。

 いつものレッスンでは、マンションの床材などのシートを敷いています。これは、いつもお借りしているレッスン場の床は、おそらくダンス仕様になっていて、空洞になっています。

 でも、お借りした床が傷つくのが嫌なので、シートを敷いています。
 床が空洞になっていると、ヒールドロップなどのドンという音が響くので迫力のあるタップ音を鳴らしてくれています。

 ただし、これがイベントなどほかの場所で行うときには、ホームセンターで購入したコンパネを持っていきます。
 音響でいろいろ音を創るのですが、どうも最近、音のこだわりから物足りなさを感じるようになってきました。

 また、コンパネの保管場所にも困っています。

 タップの音を創るのにはいろいろ条件があります。

 まず、高音
 これは床と当たるアタック音。カチカチとか、ひっかくザーとかジャーとかいう音になります。

 これは、いわゆるヌケ感が欲しいところ。
 材質の硬さ、それとタップスを受け入れる優しい材質がいいのではと思います。

 次に、低音
 いわゆる振動音でドン、ドとかいう音です。
 これは、深さが欲しいところで、ただ残響してもダメで。
 振動を伝える構造が必要だと思います。

 つまり床の材質と振動を伝える構造。

 そこで、あれに注目しました。

 よく倉庫とか、ホームセンターでも見かけるパレット

 パレットって、木でできてて、丈夫で、重くて、しかも箱型でつくられてて。

 でも、ここでタップが踏めたらいい音なるんだろうなって、そんなこと前から考えてました。

 そこで行ってきました。
 東大阪の古材家具と空間を作る町工場”パレットハウスジャパン”さん

 パレットや工事現場での足場などの古材を使った家具製作をメインにリノベーション、空間デザイン・プロデュースと展開されています。

 テレビで見て、すぐ次の日に行っちゃいました。突然の訪問にもかかわらず、本当に丁寧にいろいろと教えていただきました。

 パレットをタップボードとして作るには、

①隙間を埋めるための作業が必要

②針葉樹か、より重い広葉樹でできていて、持ち運び無理

③場所がかさばるので保管難しい

ということがわかりました。

 材料も1袋1000円でも販売されています。

 

 持ち運びができて、かさばらない。マンションでも踏めるくらい振動を抑えられる、でもちゃんと音は鳴る。そんなタップボードを創りたい そう思っています。

 みなさんからもアイデア、いろいろ教えてくださーい。

 それにしても、 パレットハウスジャパンの活動に僕、今回感化されました。ネットで見ると、パレットの処分って社会的に事業者にとっては課題になっているんですって。処分もコストがかかるし、でも、そんな材料をリメイクして、命を再び吹き込む。意義深い素敵な活動だと思います。
 なにか、

 こういう社会貢献とか、良いテーマですよね。
 パレットハウスジャパンさん 勉強になりました。
ありがとうございました。

今日も最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。

 YouTubeのチャンネル登録もよろしくお願いします。
 人とテクノロジーをタップダンスでデザインする地方公務員 フクシンでした。
 また次の動画でお会いしましょう。