ダンスビジネスラボ

ソムリエと一流シェフ

ダンスビジネスラボ

お客さんにどんな価値・サービスを提供するか

ダンススタジオに限らず、飲食店でも、価値を提供するから、その見返りとしてお金を預かる。

お客さんにどんな価値を提供するか

人の要求は、マズローという心理学者によるとピラミッドみたいになってて、下から

①生存要求・②安全要求・③親和の要求(所属したい要求)・④承認要求・⑤自己実現・

この順で満たされていく。

例えば、レストランで見てみよう

食べるというのは人の欲望の根源・・・・つまり、空腹を満たすために食事を提供する。

食の安全は大事。親和はそこに行くという所属でしょうか。

承認要求は、こんないいレストランに行くと、友達などに自慢ができる

さらに自己実現は、こんないいレストランに行っていい気分になれた。心穏やかになった

ここまでのサービスを店側が提供するには、ソムリエや一流シェフというシンボルが必要になる。

 

ダンススタジオで見てみよう

生存要求・・・・これは、死ぬほどダンスが好きな人には関係あるかも知れないが、特に関係なさそう

安全要求・・・・これも関係なさそう

親和の要求・・・これは、そのダンススタジオに通って所属しているというのは、一つの要求項目に当たる

承認要求・・・これは強い。誰かに認められたい。例えば異性にモテたいなどがきっかけになる

自己実現要求・・・これも強い。

 でもね、最近はなんとなく始めたい。友達や他人に自慢したいわけでもなく、なんとなく面白そう!できたらいいい。自己実現を満たすため来る子が多いように思う

 これは、最近テレビとか映像というものへの位置付けが変わっているんだと思う

 昔はテレビの中の世界はキラキラしていて、誰もがその中に入りたいと思っていた。僕もその一人

 家電量販店でカメラに映るだけで、手を振りたくなってたりしてた。

 でも今は、SNSがあって、誰もがその映像の中に入ることができる。

 誰もが映像の中の主人公になれる。自分でキラキラが作ることができる。

 また、自己実現できたあとに、承認要求があり、親和の要求があり、マズローの五段階要求が逆に行くような感じがある。

 僕が就職の時に、プロになりたかったのは、多分承認されたかったから。でも最後は、どんな形であっても、それを目指していることを手放すことだけは嫌だった。それは、誰かから認められたいっていうことを超えた何か、生存要求みたいな基礎的な要求。

 今、僕がそういった場面を作る立場になって、自身がソムリエとか一流シェフといったシンボルになることが、レッスンに来てくれるみんなの何かに繋がる。

 ソムリエのいるダンススタジオ。

 一流シェフが、生徒を料理し、光るものに仕上げていく。

 そんな場に大阪ライブシアターはしたいな